PAJメールマガジン
第10号 2011年1月4日発行
新年の抱負とアジパラ報告
日本パラリンピアンズ協会 会長 河合純一
(バルセロナ・アトランタ・シドニー・アテネ・北京/水泳)
新年あけましておめでとうございます。
2011年(平成23年)のスタートです。
今年は卯年です。私事ですが、年男です。
うさぎのように大地を蹴り、ぴょんぴょんと飛び跳ねるがごとく、
PAJが飛躍する年となるよう頑張ってまいります。
さて、昨年末(12月12~19日)に広州2010アジアパラ競技大会
に選手として参加してきました。会員の皆さんの中にも、現地で
お会いした方もいました。多くのパラリンピアンが2年後となった
ロンドンパラリンピックを目指す選手として、あるいはコーチとして
日頃の練習の成果を発揮すべく奮闘していました。
日本選手団としては、103個(金32、銀39、銅32)の
メダルを獲得することができました。これは開催国の中国についで、
2位でした。前回のクアラルンプールでのフェスピック大会、
北京パラリンピックで後塵を拝していた韓国を上回ることが
できたのは大きな成果といえると思います。
アジア地域での障害者スポーツの発展を肌で感じる大会でした。
国家をあげての強化体制を整えている国があります。メダルを
取ることにより、生涯にわたっての保障(年金など)をしてくれたり、
報奨金がもらえたりする国もあります。しかし、アスリートである
障害者、メダリストである選手以外はどうなのでしょうか・・・。
このような状況を踏まえて、国内に目を転じたとき、日本は
どうでしょうか。国の支援がほとんど得られない中、選手、コーチ、
関係者の粘り強い努力により勝ち取ったメダルであり、2位という
地位といえるのではないでしょうか。
3月5日(土)に東京でPAJの総会を開催いたします。
詳細につきましては、1月15日(土)に理事会を行いますので、そこで
決定し、お知らせいたします。ご都合をつけていただき、多くの
会員の皆さんにご参加いただけますようお願い申し上げます。
2016年のリオデジャネイロパラリンピックから、カヌーと
トライアスロンが正式種目として加わることが決定しました。
12月に広州で行われたIPC総会で決まりました。
今月はニュージーランドで陸上の世界選手権が開催されます。
こちらも注目していきたいと思います。
一般社団法人として生まれ変わり、もうすぐ1年です。少しずつ
ではありますが、周囲の方々からの認知度も高まり、連携、
協力関係を構築しているところです。
その一例を紹介します。オリンピアンとの連携として、
JOC(日本オリンピック委員会)のアスリート専門委員会との共同活動
として、ハイチ大地震の被災した選手たちを支援するチャリティ
オークションにパラリンピアンも参加することになりました。
私と大日方さんが商品提供し協力させていただくことになりました。
( 詳しくは以下サイトをご覧ください。
http://openuser.auctions.yahoo.co.jp/jp/user/joc_charity_2010 )
これは、2016年の東京オリンピック・パラリンピック招致活動を
通じて生まれたアスリート間での交流促進の流れを形にするため、
2010年のJOCアスリート専門委員会にオブザーバーとして
パラリンピアンが参加することが定例化してきたことが大きく影響
しています。今後もそのような動きについてメルマガなどを通じて
お知らせしていきます。
2011年がロンドン、ソチに向けて、それぞれのアスリートに
とって、よき年となりますことを心からお祈りしています。そして、
少しでも皆さんの活動をサポートできるPAJとなれるよう頑張って
まいります。どうぞ、よろしくお願いいたします。
協会の運営やメルマガへのご意見などお寄せ下さい。貴重な
ご意見を参考にさせていただき、成長していきたいと考えています。
まだまだ寒い日が続きます。体調には十分お気をつけになって
ください。
次号は大日方副会長です。楽しみにしていてください。
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