PAJメールマガジン
第13号 2011年2月15日発行
私の草の根活動
日本パラリンピアンズ協会 理事 福留史朗
(シドニー・アテネ/陸上競技)
PAJ会員の皆さんこんにちは、
理事の福留史朗(シドニー、アテネ陸上競技)です。
今年の冬は全国的に気温が低く私が住む鳥取県西部は大晦日から
元旦にかけ90センチの雪が積もり交通機関、農業、漁業などに
大きな影響がでました。皆さんのお住まいの地域はいかがですか。
私は1月29日香川県高松市香川盲学校で開催された視覚障がい者
伴走ランナー育成研修会に参加しました。主催はNSVA日本スポーツ
ボランティア、講師は宇佐美彰朗氏(NSVA理事長、東海大学
名誉教授、JOC委員、メキシコ、ミュンヘン、モントリオール
オリンピックマラソン日本代表)、鈴木邦夫氏(NSVA理事、
JBMA日本盲人マラソン協会理事)でした。参加者は約50名で
内15名が視覚障がい者で盲学校の生徒数名と校長先生の参加も
ありました。初めに宇佐美先生の正しい歩き方、走り方の講義の後、
鈴木先生の伴走方法、視覚障がいについての講義後グラウンドで
アイマスクを着けた方とペアとなり伴走ロープを持っての実技を
行いました。伴走は初めての方も多くランナーの足、腕の動きに
合わせ二人三脚で走る基本の動きに苦労しているペアもありました。
私も伴走者とペアとなり実技を始めたのですが伴走初体験の方で
二人三脚の動きが合わず苦労しました。私は現役時代に伴走者と
一緒にレースを走った経験が僅かしかありませんでした。しかし、
わずかな経験が生かされ多くの受講生にアドバイスをおくることが
できました。伴走者育成は視覚障がい者ランナーが「いつでも、
どこでも」走れる環境作りの大きな柱だと考えます。伴走者育成を
競技団体などとパラリンピアンが連携して各地で行うことができれば
どんなに素晴らしいことだろうと考えていました。2月12日には
PAJが後援する鳥取オープンテニス大会(一般賞金大会)が開催
されます。今回は大会史上初めて北京パラ車いすテニス代表、
藤本佳伸選手、(財)吉田記念テニス研修センター(TTC)
理事長吉田宗弘氏をゲストに迎え県内車いすテニスプレーヤー、
一般、ジュニア選手とのイベントが開催されます。多くの県民の
皆さんにパラリンピアンの技術の高さパラリンピックの魅力を伝える
場となること思います。私は、地方、地域スポーツの中でパラリン
ピアンとして多くの皆さんとの「ふれあい」を大切にした地道な活動を
今後も続けて行きたいと思います。
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次号は理事の永瀬充さんです。楽しみにしていてください。
さて、最後に情報提供です。
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中国新聞 '11/2/10
パラ五輪も新設スポ庁所管 3月にも法案提出、選手を強化
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp201102100240.html
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日本パラリンピアンズ協会
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