PAJメールマガジン

第17号 2011年4月18日発行

東日本大震災について

日本パラリンピアンズ協会 副会長 根木慎志
(シドニー/車いすバスケットボール)

 

 3月11日に発生した東日本大震災により被災された皆様、また被災地域にご縁のある皆様に謹んでお見舞い申しあげます。皆様の安全と一日も早い復旧をお祈り申しあげます。

 

 復興に向けてさまざまな情報がメディアを通じで取り上げられています。

先日のニュースのなかで父親と娘二人で、行方不明の母親を探すために、倒壊した自宅の瓦礫を手作業で掘り起こしていました。取材に娘さんが「本格的に復旧作業が始まるまでに何とかして母親を探し出したい」と答えていました。いまだに行方不明の方が1万人以上いる現状です。

 

 今まで誰もが経験したことのないこの出来事に日本中の人が今自分に何ができるかを一人ひとりが真剣に考えているところでしょう。緊急募金・被災地へのボランティア・チャリティーイベント・有名人の応援メッセージなどいろんな活動が行われています。 

 

 今私たちができること、今後しなければならないことは何かをPAJとしてみんなで考えていければと思います。 

 

 前回の大日方さんのメルマガにもあったように情報提供も大きな役割だと思います。今後必要なことも日々変化していくと思います。

 

 みなさんからのご意見や情報もこのメルマガを通じで発信していければと思いますのでまた各競技の予選会・本大会も中止や延期になっているものもあります。今後の大会開催の情報も発信していきたいと思います。


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≪事務局より≫
◎第4回IBSA世界大会が4月3日から10日までトルコで開催されました。
今大会には、ロンドンの出場権が掛かった競技もありました。
詳細は<http://www.jsad.or.jp/event_info/2011/2011IBSA.htm>
 
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≪東日本大震災に関する情報≫
 
【被災地で役立ちそうな情報】
①福島県内の障がい者への支援を実施している団体
被災地障がい者支援センターふくしま( 郡山市神明町9-1)
tel 080-6007-8531
携帯メール shien-fukushima@ezweb.ne.jp
Eメール officeil@cronos.ocn.ne.jp

②宮城県内の障がい者への支援を実施している団体
被災地障がい者センターみやぎ(仙台市太白区長町1-6-1CILたすけっと内)
TEL 080-3303-3130/ 080-3303-3131
FAX 022-248-6016
E-mail:cil.bussi@gmail.com
http://blog.canpan.info/tasuketto/

※宮城と福島に設置された被災地障害者センターは、「東北関東大震災障害者救援本部」及び阪神淡路大震災を教訓に生まれた「NPO法人 ゆめ・風基金」の全面的なバックアップにより運営されています。物資支援等を行っているとのことですのでお困りの方は連絡してみてください。

③車いす(常用)にお困りの方
佐藤真海理事が、車いすを寄付している団体をご存じですのでご相談ください。(必ずしもご要望に沿える保障はありません)

④排泄障害に関する相談窓口
長期の避難生活を始め環境が変わることで様々な問題が発生していることが、泌尿器科医などの専門家から指摘されています。「名古屋大学排泄情報センター」ではメールによる相談を受け付けています。
http://www.m-haisetsu.info/index_01.html
※この窓口では病院の紹介はできませんが、回答者は大日方の知人の泌尿器科医(女性)ですので、個別にご相談されたい方は直接、大日方までご連絡ください。
連絡先)obkuniko@104.net  携帯)090-2307-1567

⑤導尿されている方へ
被災状態で体調や、生活のリズムが狂って、どの程度蓄尿しているのかが解らず困っているという方、膀胱内の残尿を簡単に計測できる超音波機器をメーカーさんが無償で貸し出してくれると申し出があります。上記同様、大日方までご相談ください。

⑥避難所で生活する障害者への配慮の呼び掛け
スロープ付きトイレや通路の確保などの情報がコンパクトにまとまっています。
「あなたの避難所にこんな方がいたら」。http://bit.ly/fEpsFF

 

【JOCの震災関連の動向】
①毎年6月、東京・渋谷のNHKホールで行われている「オリンピックコンサート」。今年は6/12(日)に「東日本大震災復興支援チャリティーコンサート」として開催されることになりました。現在、当日、会場でホスト・ホステス役となって、義捐金の募集を呼び掛けるオリンピアン・パラリンピアンを募集しています。当日、15時から20時までNHKホールで活動を行います。趣旨を理解し、参加を希望される会員の皆様は下記までお問い合わせください。
会長:河合純一 090-7039-7004  副会長:大日方邦子 090-2307-1567

②JOCでは災害復興支援に向けて、他にも様々な活動をしているようです。救援募金(日本赤十字社を通じて寄付)を受け付けている他、JOCの医療チームが3月28日に現地入りしました。(ウェブサイトより)

 

【JPCの動向】
IPC会長からお見舞いメッセージを頂いた他、韓国パラリンピック委員会から義援金が届きました。JPCを通じて日本赤十字社に寄付されます。今のところ、募金活動等の呼びかけは行っていません。

 

【IPCからパラリンピアンへの連絡】
IPC本部とIPCアスリート委員会では、2012年のロンドンパラリンピック開催に合わせ、過去パラリンピックに出場したパラリンピアンが一堂に会するミーティングを開く方向で検討中とのことです。下記URLで選手に開催および参加について意思表明を求めていますのでアクセスしてみてください。
https://www.soscisurvey.de/PastParalympianProgramme/
詳細はIPCのリリース発表をご覧ください。
http://www.paralympic.org/Athletes/Past_Paralympians_Programme/
 
【パラリンピアンで東北へ炊き出しに行く計画をしています。一緒に行く方を募集します。】
 パラリンピアンたちは、想像を絶する困難や、予想もできない不慮の出来事を乗り越えてきた人たちです。困難を乗り越える、最後まで諦めない姿勢を見ていただけるのではないか、それによって元気をだしていただけるのではないか、と思い計画しました。プロ野球やJリーグの選手(OB)も賛同して集まってくださいました。

●日時 4月23日(土)バスで移動します。
    0:00 (22日深夜) 集合(渋谷区恵比寿)出発
    7:00 現地到着
   11:00 炊き出し・スポーツで遊ぶ
   17:00 現地出発
   21:00 東京着
●行き先 宮城県石巻市
●内容 炊き出し、サッカーやキャッチボールなど(子どもたちと)
 
 今回は大型バスの中で仮眠をとりながらの日程となります。また東京を起点での往復となることもあり、行ける方が限定されてしまいますが、ぜひ多くのパラリンピアンに一緒に行っていただけたら嬉しいです。
 参加できる方、また問い合わせは、ご遠慮なく下記までご連絡ください。ケータイ、メールどちらでも便利なほうでどうぞ。お待ちしています!
 
  担当 伊藤数子
  kazuko@pastellabo.co.jp
  090-2122-1100
 
【「JDF被災地障害者支援センターふくしま」 のブログが開設】
http://blogs.yahoo.co.jp/shienfukushima2011green
 
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各種大会やスポーツに関するセミナーなどの情報がありましたら、事務局までお知らせください。
毎月1日・15日発行のPAJメルマガで紹介させていただきます。
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一般社団法人日本パラリンピアンズ協会
 東京都品川区上大崎3-5-1 YKビル2階 目黒しょうの治療院内
 TEL:03-6277-0160 FAX:03-5773-4747
 http://www.paralympians.jp
 pajoffice@yahoo.co.jp
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